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【エナジェル研究所】コエンザイムQ10って美容成分じゃないの?!スポーツシーンではどんな効果がある?

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今までコエンザイム Q10と聞くと、美容成分をイメージしていましたが、ジェルに成分として入っているのを見て驚きました。どんな効果があるのか全く知らなかったのでまとめてみました!

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コエンザイム Q10とは?還元型ってなに?

コエンザイム Q10は酸化型還元型があり、体内で相互変換されています。還元型は電子を保持した状態で、抗酸化作用を直接発揮できる形です。また、還元型は酸化型より吸収性や血中濃度上昇が高い可能性が示されており、より利用されやすいと考えられています。

そしてこのコエンザイム Q10は細胞内のミトコンドリアでATP(エネルギー)を作る際に働く補酵素です。また活性酸素を除去する抗酸化物質としても働きます。

このミトコンドリアでのATP産生や抗酸化作用との関係から、理論的には持久系スポーツとの相性が良いと考えられています。アスリートの使用で疲労感軽減回復サポートミトコンドリア機能補助抗酸化、長時間運動の練習でのリカバリー、レースでのパフォーマンス維持などが期待されています。

このコエンザイム Q10は本来体内で合成されるものですが、20歳をピークに減少傾向を示し、加齢とともに心臓や肝臓、腎臓など高エネルギー臓器で減少していくとも言われています。また高いトレーニング負荷やミトコンドリア需要の増加によって、相対的にコエンザイム Q10の需要が高まっている可能性も指摘されています。ただし、健常人が日常生活や運動で「欠乏」することはなく、その場合は欠乏症という疾患になります。

実際、コエンザイム Q10はミトコンドリアで単純に消費されるわけではなく、酸化型と還元型を行ったり来たりする循環をしており、再利用されていると言われています。そのため、サプリメント等での摂取も絶対的な不足量を補う目的というよりかは、使える状態の還元型を増やしてコエンザイム Q10の状態を底上げするという目的が近いと言えます。

摂取すると数時間で血中濃度はピークに達し、半減期は33時間程度、数日から1週間でかなり低下し平常状態へ戻るようです。継続摂取した場合の血中濃度(摂取量にもよりますが)は、7日から14日でかなり上昇し、中止後は数日から数週間は高値を維持していると言われます。

ただしこれは血中濃度の話で、筋肉内のミトコンドリアの濃度の話ではないこともポイントです。つまり、血中濃度が下がっても筋肉内ミトコンドリアでは高値を維持しているかもしれないし、一緒に下がってしまっているかもしれないという可能性があります。

実はコエンザイム Q10は分子量が大きいなどの影響で筋肉内やミトコンドリア内への移行効率は高くない可能性が指摘されています。そのため血中濃度は上がるけど筋肉内濃度はあまり上がらないという問題もあり、研究でもよく議論されていたようです。そのため、より血中濃度が上がりやすい還元型は、筋肉内利用の効率改善への期待もありますが、現時点では十分な結論は出ていません。

これらのことから、コエンザイム Q10はもともと不足しているものではないが、持久系スポーツなどでは相対的に不足している可能性もあり、還元型コンエンザイム Q10の長期的な摂取で利用可能な還元状態を維持しやすくすることができる。ただし摂取中止後は数週間で元の状態に戻る可能性が高い、と言えることができると考えます。

研究では従来の酸化型コエンザイム Q10で試験されたものも多く、還元型のスポーツ研究が進んでいるところです。これらが混在されたレビュー、メタ解析では摂取により、血中濃度が明確に上昇、疲労感や回復には一定の可能性を示したものの、運動パフォーマンス改善は一貫しないことと、VO2max改善も限定的と示されています。

酸化ストレス、筋損傷、回復ではポジティブな傾向があることは確かなようですが、摂取量に関しては製剤や摂取量、期間がバラバラなためある程度の量や期間の摂取が必要と慎重に考えても良さそうです。

多くの研究では上記のコエンザイム Q10の特性から急性(単回)の摂取ではなく、慢性(長期間)の摂取で研究されたものが多く、100〜300mg/day、1〜6週間程度の試験が多く行われています。

以上より、コエンザイム Q10を摂取することで、ミトコンドリア機能補助抗酸化の機能を期待することはできますが、摂取量や期間を考える必要があり、研究で用いられている量や期間と比較すると、エナジージェルに含まれるような50mg程度を単回摂取した場合の効果は限定的である可能性が高そうです。

なお、活性酸素は単純に“悪者”ではなく、ミトコンドリア新生トレーニング適応にも重要なシグナルとして働きます。そのため、コエンザイム Q10の抗酸化作用がどの競技・どの状況で有利に働くかは、現在も研究が続いています。

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