エナジェル研究所とは
高くても、大きくても、重くても、美味しくてもカロリーが取れないんだったら意味がない!種類がありすぎて本当に良いエネルギージェルは一体どれかわからない!
そんなランナーの悩みに応えるべく、巷にあふれているエナジージェルおよびそれに類似するものを研究していきます。一般的な値段からコストパフォーマンス、重さvsカロリーから運搬コストなどを弾き出し、用途によって一番おすすめできるものを探求していきます!
詳細な評価基準はこちらを確認ください。
Maurten(マウルテン/モルテン) Gel 100/Gel 160/Gel 100 Caf 100/Solid C 160

Maurten(マウルテン/モルテン) Gel 100


| 総合タイプ レース向き 食べやすさ重視 | おすすめ度 ★★★★☆ | ひとこと評価 マラソン世界新記録にも貢献した高級エナジェル |
| 価格Cost Index(コスパ) 10.9 (100円あたりのkcal) コスパかなり低い | 運搬Cost Index(携帯性) 2.33 (1gあたりのkcal数)中間 | 購入時の値段 ¥920 (ヨドバシ 2026/3) |
| カロリーKcal数 100kcal | 重量g・パッケージサイズcm 42g (5.0 × 13.3cm) | 炭水化物量 25.0g |
| 補給食の形状 ぷるっとゼリーの食感食べやすくほぼ水不要 | 糖質の種類 フルクトース グルコース | 電解質含有量 食塩相当量 0.05g カリウム 記載なし |
| マグネシウム 0mg | BCAA 0mg | カフェイン 0mg |
| クエン酸 0mg | その他成分 | その他成分 |
Maurten(マウルテン/モルテン) Gel 100の特徴


コスパは驚異の低さで価格Cost Index10.9(kcal/100円)はエネルギー補給用途のジェルの中ではほぼ最下位に近いところにあり、まさしく超高級品だ。
もはやランナーの間では言わずと知れたこのマウルテンは、マラソン2時間切り(Sub2)の世界記録更新に貢献したと言えるほどのハイパフォーマンスエナジェルだ。
成分は原材料6個ととてつもなくシンプルだが、何がハイパフォーマンスなのか。それは胃内でゲル化することで浸透圧の影響を受けにくくする独自技術、ハイドロゲル化を実現させているからだ。
純粋な糖質量、吸収の速さは他の一般的なエナジェルと大差ないと言えるが、このシンプルが故の高濃度糖質でも胃内滞留を起こしにくい可能性が示唆されており、消化耐性が良好で、トラブルになりにくいと言われている。
とはいえ他のエナジェルとの比較試験が豊富ではないため(他社にとってはメリットがなく、またマラソンは再現性が低いためと言われている)、パフォーマンスにどの程度影響が出るかは不確実だが、特に多量摂取(高糖質摂取90g/h以上)で消化器の不快感といった症状が軽減される可能性が報告されている。
実際にトップアスリート、それこそ2時間数分で走るようなエリート選手は1時間あたり60-120gの糖質を摂取しているといわれ、フルマラソン1:59の非公認記録を持つキプチョゲ選手は2018年ごろのレースで1時間あたり100gの糖質を摂取していたと紹介されている。
1:59を記録したINEOSチャレンジでは今回紹介しているGelタイプではなくMaurten Drink Mix 320(ドリンクミックス,糖質量78g)で摂取していたとされるが、Maurten Gel100換算で1時間に4本(糖質 計100g)摂取となる量だ。これは十分な腸トレーニングを行っていない場合、一般ランナーにとっては実践が難しい量である。
また通常のエナジェルでも同様に1時間に糖質100gを摂取するとなると、同じくらいの本数が必要となり、おそらく胃腸が悲鳴を上げる、もしくは浸透圧の影響で胃に停滞し続けて、糖質が吸収できないという事態に陥ると思われる。
Maurten(マウルテン/モルテン)が、高糖質補給を実現しやすくした点で、マラソン界にとって大きな技術的進歩を遂げたと言えるに違いない。高級であったとしても人気な訳がしっかりとあるので、エリート層の他にも、あまり胃腸が強くない人や本気で記録更新を目指す人にとってはとてもおすすめの製品になる。
実は日本で買うからおよそ1000円近い値段になるのだが、海外(経由)で買うともう少し安く手に入る。とはいえ驚異のコスパの低さで、ただの糖質しか入っていないが、そのシステムに価値があるため必然的におすすめ度も高くなり、★★★★☆としておく。
ちなみに味はただの砂糖、とはいえ控えめな、甘すぎない味だ。もはや好きか嫌いかはただの甘さに耐えられるかどうか、に限る。
また開けやすさは良いのだが、開口部が広く、手で押し出す必然性があるため、少しばかり手が汚れることがある。あまりベタベタはしないので特に問題はないが、全部出し切らないともったいない気もするのでいつも両手を使っている。
Maurten(マウルテン/モルテン) Gel 160


| 総合タイプ レース向き 食べやすさ重視 | おすすめ度 ★★★★★ | ひとこと評価 Gel 100よりコスパが若干良いため、こちらの方がおすすめ |
| 価格Cost Index(コスパ) 13.3 (100円あたりのkcal) コスパかなり低い | 運搬Cost Index(携帯性) 2.39 (1gあたりのkcal数)少し低め | 購入時の値段 ¥1200 (ヨドバシ 2026/4) |
| カロリーKcal数 160kcal | 重量g・パッケージサイズcm 67g (5.0 × 15.7cm) | 炭水化物量 40.0g |
| 補給食の形状 ぷるっとゼリーの食感食べやすくほぼ水不要 | 糖質の種類 フルクトース グルコース | 電解質含有量 食塩相当量 0.08g カリウム 記載なし |
| マグネシウム 0mg | BCAA 0mg | カフェイン 0mg |
| クエン酸 0mg | その他成分 | その他成分 |
製品名の特徴


こちらはただただGel 100を1.6倍したものだが、重さは不思議とパッケージ全体で1gちょっと軽くなっている。もちろん糖質量はしっかりと1.6倍された40gが入っており、Maurten(マウルテン/モルテン)好きで、一度にもう少し食べられるよ!という人にとっては少しだけコスパが良い製品になっている。
もちろん、味も中身も同じなため特にレビューすることはない。ただそれをしっかりと証明するために開封はしましたよ、ということだけは必死にお伝えしたい。ややパッケージの大きさと重量感があるが、160kcalのエナジェルはトップクラスのカロリー数で、固形物を除けば(現在収集している)エナジェルの中では1位となっている。次点はAMINO SAURUS Eliteの157.3kcal(57g,669円)で、固形物で言えばEnemoti(恵根餅)の145kcal(42g,314円)より多い数字となっている。
先ほどのキプチョゲの情報から言うと、これを1時間に2本取ることができれば糖質80gを補給できることになる。2時間でマラソンを走ることができればマウルテン代は4800円、2.5時間で6000円、3時間で7200円。いやいやお金のかかるスポーツだ、マラソンって。
と言うわけでエリート層や少しでもマウルテンを使いながらも節約したい人にとってはこのGel 160もおすすめなわけで、おすすめ度は★★★★★としておく。
Maurten(マウルテン/モルテン) Gel 100 Caf 100


| 総合タイプ レース向き 食べやすさ重視 | おすすめ度 ★★★★☆ | ひとこと評価 高容量カフェインが摂れるが、ほろ苦い |
| 価格Cost Index(コスパ) 10.1 (100円あたりのkcal) コスパかなり低い | 運搬Cost Index(携帯性) 2.38 (1gあたりのkcal数)中間 | 購入時の値段 ¥990 (ヨドバシ 2026/3) |
| カロリーKcal数 100kcal | 重量g・パッケージサイズcm 42g (5.0 × 13.3cm) | 炭水化物量 25.0g |
| 補給食の形状 ぷるっとゼリーの食感食べやすくほぼ水不要 | 糖質の種類 フルクトース グルコース | 電解質含有量 食塩相当量 0.055g カリウム 記載なし |
| マグネシウム 0mg | BCAA 0mg | カフェイン 100mg |
| クエン酸 0mg | その他成分 | その他成分 |
Maurten(マウルテン/モルテン) Gel 100 Caf 100の特徴
Maurten Gel100 Caf100はノーマルなGel 100にカフェインを100mgとやや多めな量を添加しただけの製品だ。他の原材料は変わっていないため、マウルテン独特の甘さにどストレートなカフェインの苦味をほんのり味わうことのできる後半の勝負に向けた1本だ。
先日のロンドンマラソンで世界新記録を樹立した選手の補給記録を見ると20km地点でこのカフェインタイプを摂取している。ちなみにGel 100を摂取したのはこのカフェインタイプ1本のみである。
カフェインタイプにはGel 160のサイズはないので、このGel 100のみとなる。Drink Mix 320にはカフェインタイプが登場しているので、こちらの登場も時間の問題かと期待したいところだ。
こちらもその他の評価は変わらないので割愛させていただく。おすすめ度は★★★★☆としておく。
Maurten(マウルテン/モルテン) Solid C 160


| 総合タイプ ロングレース向き 運動前後の補給 | おすすめ度 ★☆☆☆☆ | ひとこと評価 なぜかGelシリーズ並に高いエナジーバー |
| 価格Cost Index(コスパ) 26.5 (100円あたりのkcal) コスパかなり低い | 運搬Cost Index(携帯性) 3.58 (1gあたりのkcal数)固形のためとても良い | 購入時の値段 ¥770 (ヨドバシ 2026/4) |
| カロリーKcal数 204kcal | 重量g・パッケージサイズcm 57g (4.0 × 17.0cm) | 炭水化物量 40.0g |
| 補給食の形状 細かいパフにキャラメルを混ぜて固めた形 | 糖質の種類 フルクトース マルトデキストリン | 電解質含有量 食塩相当量 0.62g カリウム 記載なし |
| マグネシウム 0mg | BCAA 0mg | カフェイン 0mg |
| クエン酸 0mg | その他成分 グルテンフリーオーツ麦 米粉、米ぬか、米抽出物 | その他成分 ひまわり油 低脂肪ココア |
Maurten(マウルテン/モルテン) Solid C 160の特徴


こちらのMaurten Solid C 160はSolid 160という製品のC(ココアフレーバー)が添加されたもので、Maurten唯一の固形タイプ補給食だ。オーツ麦と米がベースになっていて、キャラメリゼされたかのような柔らかな食感のエナジーバーとなっている。
しっかりと歯にくっつくぐらいねっとりとソフトな感じなので、ものすごく喉が渇いていて、水も持っていないという状況では食べる気にはならない。また咀嚼が必要なので、口呼吸が必要なくらい早いペースでのランニングにも向いていないタイプと言える。運動前後の補給か、トレイルなんかのロングレースでは咀嚼することによる満腹感を満たせるので良いかもしれない。
1パックの中で2つに分かれたミニバーになっていて(とホームページには記載されていましたが、今回購入したものは別れてはいなかった)、パッケージ1本を食べ切らなくても、半分ずつ分けて食べることができる。204kcal、トータル40gの炭水化物を摂取できるのでとても効率よくエネルギーチャージすることができると思う。
味はうっすらココアと、麦の味や甘み、ちょっとした塩分が主体で、普段の生活でも食べたいと思えるような美味しさ。ただやはり、高級品であることは間違いない価格帯なので、これでカロリーや炭水化物を摂取しなくても、コンビニに売っているエナジーバーの方が遥かにコスパがいいと思われる。
この製品のメリットは何かと考えた時にあまり思いつかなかったため、おすすめ度は★☆☆☆☆としておきます。繰り返しますが(個人的に)美味しいと感じたことは間違いありません。


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