最近、気になるのが「ベアフットシューズ」。
私は普段からロードランニングやトレイルランニングをしていますが、ランニングシューズは主に、「より軽く」「より反発して」「よりクッション性を高く」という方向に進化してきました。
その一方、まったく逆の方向から注目されているのが、足本来の形や動きをできるだけ邪魔しないことを目指したベアフットシューズです。
調べ始めると、これが想像以上に広くて深い!
Vivobarefootのように「できるだけ裸足に近い感覚」を追求するブランドもあれば、NotaceやLemsのように、足型や柔軟性を重視しながらも、舗装路を歩いたり走ったりするためのクッション性をある程度残しているブランドもあります。さらにAltraのように、一般的なランニングシューズに近いクッション性を持ちながら、足趾が広がりやすいトゥボックスやゼロ〜低ドロップという考え方を取り入れているブランドもあります。
そこで今回は、
- ロードランニングで履いてみたいもの
- トレイルランニングで履いてみたいもの
- 日常で履いてみたいもの
という、ランナー目線で気になるベアフット・ナチュラルフットウェアブランドをまとめてみることにしました。
※この記事は2026年9月時点の情報をもとに作成しています。モデル、仕様、価格、国内取扱状況は変更される可能性があります。
そもそもベアフットシューズとは?
ベアフットシューズには、すべてのメーカーに共通する厳密な規格があるわけではありません。
ただ、多くのブランドに共通しているのは、
- つま先が自然に広がる足型に近いトゥボックス
- 踵と前足部の高低差が小さい、あるいはゼロ
- 足や足趾が動きやすい柔軟なソール
- 地面を感じやすい比較的薄いソール
- 過度なアーチサポートやモーションコントロールを減らす
といった特徴です。
たとえばVivobarefootは、ブランドの基本設計を「WIDE・THIN・FLEXIBLE」と表現しています。
一方でNotaceは、極端な厚底シューズと極端に薄いベアフットシューズの中間を狙い、足型・ゼロドロップ・柔軟性を重視しながらも、舗装路やトレイルで使うためのクッション性は残すという考え方を明確にしています。
つまり、「ベアフットシューズ」と一口に言っても、その裸足感にはかなーり、幅があります。
この記事では、この境界を狭く定義しすぎず、
「足本来の形や動きをできるだけ生かすことを重視したシューズ」
という少し広めの括りで紹介していきます。
ベアフットシューズって、本当に足にいい?
「足本来の機能を取り戻す」
「ケガをしにくくなる」
ベアフットシューズについては、こうした表現を見かけることも少なくありません。
では、実際の研究ではどうなのでしょうか。
現在のエビデンスを大きくまとめると、
足部をトレーニングする効果については比較的ポジティブ。
一方で、ランニング障害そのものを減らす効果については、まだ証明されていません。
というのが妥当なところだと思います。
足部のトレーニング効果は期待できそう
ミニマリストシューズを一定期間使用すると、足趾や足部の筋力、足内在筋のサイズが増加したという研究が複数あります。
2024年までのランダム化比較試験をまとめたシステマティックレビュー・メタ解析でも、ミニマリストシューズによる足趾筋力の改善が示されています。
また、8週間ミニマリストシューズを履いて歩く介入を行った研究では、足部の筋力や筋サイズが増加し、その効果は足部筋力トレーニングを行った群と同程度でした。
もちろん、研究数や研究の質にはまだ限界があります。
それでも、ベアフットシューズは単なる「薄い靴」というよりも、
日常生活の中で足部に刺激を入れる、ひとつのトレーニングツール
として使える可能性はありそうです。
ランニングフォームや負荷のかかり方は変わる
裸足やミニマリストシューズで走ると、一般的なランニングシューズと比べて、
- 前足部寄りの接地が増える
- ストライドが短くなる
- ピッチが増える傾向がある
- 接地時間が短くなる
- 膝で吸収するエネルギーが減る
- 足関節で吸収するエネルギーが増える
といった変化が報告されています。
ここで大事なのは、身体にかかる負荷そのものがなくなるわけではないということ。
膝への負荷が減る方向に変化する一方で、足関節、アキレス腱、前足部にはより大きな負荷がかかることがあります。
つまり、
「衝撃を減らす」というよりも、「負荷のかかる場所を変える」
と考える方が近そうです。
ランニングエコノミーが良くなる可能性も
いくつかのメタ解析では、裸足やミニマリストシューズで走ると、従来型のランニングシューズと比べてランニングエコノミーがわずかに改善することが示されています。
また、6週間のランダム化比較試験では、ミニマリストシューズを徐々に導入したランナーで、ランニングエコノミーと5kmタイムの改善も報告されています。
ただし、シューズ自体が軽いことの影響なども考えられるため、
「ベアフットシューズを履けば速く走れる」
とまでは言えません。
では、ケガは減るのか?
ここは少し重要です。
現在のところ、ベアフット/ミニマリストシューズによってランニング障害全体が減少するという明確なエビデンスはありません!
ランニングシューズと障害予防を検討したCochrane Reviewでも、一般的なクッション性のあるシューズとミニマリストシューズの間で、障害発生率に明確な差は示されませんでした。
さらに2026年に発表された、ランナーを12か月追跡したランダム化比較試験でも、ミニマリストシューズによってランニング障害全体の発生率が減ることはありませんでした。
一方で、従来型のシューズから急にミニマリストシューズへ移行すると、
- 中足骨へのストレス
- 足部痛
- ふくらはぎ痛
- アキレス腱周囲の症状
などが増えることも報告されています。
つまり、ベアフットシューズは
「履くだけで故障を防いでくれる靴」ではありません。
むしろ、
足部への刺激を増やし、身体への負荷のかかり方を変えるトレーニングツールのひとつ
と考えるのが、現在のエビデンスには最も合っていそうです。
初めて取り入れる場合は、いきなり普段のランニングをすべて置き換えるのではなく、日常のウォーキングや短いランニングから徐々に慣らしていくのがよさそうです。
ベアフット度にはかなり差がある
今回取り上げるブランドをざっくり並べると、イメージとしてはこんな感じです。
裸足感覚をかなり強く追求
Vivobarefoot
Xero Shoes
Groundies
Freet
足本来の動き+適度なクッション
Notace
Lems
ナチュラルな足型をランニングシューズに取り入れる
Altra
もちろん、同じブランドの中でもモデルによってソール厚やクッション性は大きく異なります。
特にAltraについては、一般的にイメージされる「薄底のベアフットシューズ」とはかなり違います。
一方で、広いFootShapeトゥボックスやゼロ〜低ドロップ設計など、ベアフットシューズに興味があるランナーなら一度は比較しておきたい存在です。
そのため今回は、あえて同じ記事の中で取り上げます。
今回取り上げる7ブランド
Vivobarefoot
英国発の代表的なベアフットシューズブランド。
ブランドの基本思想は非常に分かりやすく、幅広く、薄く、柔軟で、足が自然に動けるシューズを追求しています。
ランニング、トレイル、トレーニング、ライフスタイルまでラインナップが広く、「ベアフットシューズ」と聞いてまず名前が挙がるブランドのひとつです。
日本では正規輸入代理店があり、国内の直営店・パートナーショップでも展開されています。
今回気になるモデル
- Primus Flow
- Primus Flow Knit
- Primus Trail FG 3.5
Xero Shoes
アメリカ発のベアフット系ブランド。
幅広いトゥボックス、ゼロドロップ、柔軟なソールを基本にしながら、ロード、トレイル、トレーニング、普段履きまでかなり多彩なラインナップを展開しています。
Vivobarefootと並んで、本格的に「走れるベアフットシューズ」を探すと必ず候補に入ってくるブランドです。
日本では正規輸入代理店を通して流通しています。
今回気になるモデル
- HFS II
- Mesa Summit
- Prio Coast
Notace
今回かなり気になっているブランド。
Notaceは、極端な厚底シューズでも、極端に薄いベアフットシューズでもないという立ち位置を明確にしています。
足型のトゥボックス、ゼロドロップ、低い重心、柔軟性を重視しつつ、硬い舗装路やトレイルを走るために必要なクッションは残す。
「ベアフットに興味はあるけれど、いきなり極薄ソールでロードを走るのはちょっと怖い」というランナーにも面白そうなブランドです。
日本公式サイトがあり、国内の正規取扱店でも販売されています。
今回気になるモデル
- Michi 1
- Yama 1
Altra
Altra(有名!)は、今回紹介する中では最も一般的なランニングシューズに近いブランドです。
その一方で、足趾が広がりやすいFootShapeデザインを長く採用し、ゼロドロップのモデルも多く展開しています。
薄底ではありませんが、
「足の形を窮屈にしない」
「踵を過度に持ち上げない」
という方向からナチュラルなランニングシューズを探すなら外せない存在です。
ロードでもトレイルでも実績があり、ベアフットシューズへの入り口として比較するのも面白いと思います。
今回気になるモデル
- Escalante 5
- Lone Peak 9+
- Voyager
Lems
アメリカ・コロラド発のナチュラルフットウェアブランド。
Natural-Shapeラストやゼロドロップを採用したモデルが多く、Vivobarefootほど極端な薄底ではないものの、足本来の形や動きを大切にした設計が特徴です。
特に普段履きできるデザインが豊富なのも魅力。
さらに2026年にはランニング向けのZENSPEEDシリーズが登場し、ロードランニング用途でも面白いブランドになってきました。
日本公式オンラインストアがあり、国内の正規取扱店でも販売されています。
今回気になるモデル
- ZENSPEED Lite
- Primal Zen
Groundies
ドイツ発のベアフットシューズブランド。
Groundiesの面白さは、いかにも「裸足靴」という見た目ではなく、普通のスニーカーとして履きたくなるデザインとベアフット設計を両立しているところ。
一方で最近は、Chamonix TR Lowのようなトレイルランニング向けモデルや、G-Flexのようなトレーニングモデルまで展開しています。
日本公式オンラインストアがあり、国内取扱店舗もあります。
今回気になるモデル
- Chamonix TR Low
- G-Flex
Freet Barefoot
英国のベアフットフットウェアブランド。
ゼロドロップ、幅広いトゥボックス、柔軟性というベアフットシューズの基本を押さえながら、アウトソールを用途別にかなり細かく作り分けているのが特徴です。
特にトレイル系が面白く、一般的なミックスドトレイル向けから、泥や急斜面を想定したかなり本格的なモデルまで揃っています。
日本での正規流通については、現時点では他ブランドほど明確ではないため、各モデル紹介時に購入方法も含めて確認します。
今回気になるモデル
- Pace
- Feldom 3
- Calver 2
7ブランドをざっくり比較
| ブランド | 裸足感 | クッション | ロード | トレイル | 普段履き | 日本正規流通 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Vivobarefoot | 非常に強い | 少ない | ◎ | ◎ | ◎ | あり |
| Xero Shoes | 強い | 少ない | ◎ | ◎ | ◎ | あり |
| Notace | 中〜強 | 適度 | ◎ | ◎ | ○ | あり |
| Altra | 弱〜中 | 多め | ◎ | ◎ | ○ | あり |
| Lems | 中 | 少〜中 | ○〜◎ | △ | ◎ | あり |
| Groundies | 強い | 少ない | △ | ○ | ◎ | あり |
| Freet | 強い | 少〜中 | ○ | ◎ | ○ | 要確認 |
※「裸足感」「クッション」は、ブランド内でもモデル差が大きいため、大まかな目安です。
ここからは、それぞれのブランドについて、
ブランドの特徴 → 日本での購入環境 → 気になるモデル → 公式スペック → 正規販売店の評価 → 実際のユーザーレビュー → 私ならどう使いたいか
の順で詳しく見ていきます。
Vivobarefoot
ベアフットシューズを調べると、まず外せないのがVivobarefoot。

イギリス発のブランドで、基本となる考え方は非常にシンプルです。
WIDE・THIN・FLEXIBLE。
足趾が自然に広がる余裕を持たせ、できるだけ薄く、柔軟なソールで足本来の動きを邪魔しない。
ロードランニング、トレイルランニング、トレーニング、普段履きまでラインナップが広く、日本では公式オンラインストアがあり、直営店や国内パートナーショップもあるため、ベアフットシューズの中では比較的試着しやすいブランドなのも魅力です。
今回、特に履いてみたいのはこの3足。
- Primus Flow
- Primus Flow Knit
- Primus Trail FG 3.5
Primus Flow
ロードランニングで一番気になる一足
Primus Flowは、Vivobarefootがロードランニング用として開発した超軽量モデル。
日本公式では、構造は、
- 4mm ETPUミッドソール
- 2mmアウトソール
- インソールなし
というかなりシンプルなものです。
Vivobarefootらしい薄さを残しつつ、ミッドソールを加えることでロードでの保護性を少し高めています。
つまり、
「厚底は避けたいけれど、極薄ソールだけでアスファルトを走るのは不安」
という人にはかなり面白そう。
海外ユーザーからも、軽さやフィット感、ロードでの走りやすさを評価する声がある一方、従来のPrimusシリーズより地面感覚が弱い、少し硬いという意見もあります。
“最も裸足に近いVivo”というより、“ロードを走るために少し保護性を加えたVivo”と考えるのがよさそうです。
私なら:短めのロードジョグから使ってみたい。
Primus Flow Knit
Flowの履き心地をもっと日常寄りに
Primus Flow Knitは、Primus Flowの考え方をベースに、アッパーを360°ニット構造にしたモデルです。
Flowをもっと柔らかく、日常にも
Primus Flow Knitは、Flow系のソールに360°ニットアッパーを組み合わせたモデル。
主な特徴は、
- シームレスなニットアッパー
- インソールなし
- WOMEN’S EU38で127.7g
- ソックスのようなフィット感
です。
通常のFlowよりさらに軽く、見た目も柔らかいので、ロードランだけでなく普段履きにも使いやすそう。
ユーザーからは、
- 通気性が高い
- 足を柔らかく包む
- 長時間履きやすい
という声がある一方、甲高の人ではニットの締め付けを感じることもあるようです。
幅広=誰にでもゆったり、ではなく、甲の高さや足のボリュームとの相性もありそう。
私なら:短めのロードラン+旅行+普段履き。
3足の中では一番“毎日履いてしまいそう”。
Primus Trail FG 3.5
トレイルで履くならまずこれ
トレラン用で一番気になっているのがPrimus Trail FG 3.5。
Firm Groundアウトソールを採用し、
- 3mmベース
- 2.5mmラグ
- sticky rubber compound
- Ortholite Performance Insole
- WOMEN’S EU38で213g
という仕様です。
乾いたトレイル、岩場、砂利、締まった土などを幅広く想定したモデルで、一般的なトレランシューズと比べるとかなり地面に近い。石や木の根、斜面の傾きまで細かく感じられるのが魅力です。
一方で、FG=Firm Groundなので、深い泥や極端に軟らかい路面ではより深いラグを持つモデルの方が向いています。
また、薄底トレイルシューズは足部や下腿への負荷が大きく変わるため、いきなり長距離へ移行するのは避けたいところ。
私なら:ハイキングや短い里山トレイルから。
慣れてきたら短距離のトレランで使ってみたい。
Vivobarefootの3足を比べると
| Primus Flow | Primus Flow Knit | Primus Trail FG 3.5 | |
|---|---|---|---|
| 主用途 | ロードラン | ロード+日常 | トレイル |
| ドロップ | 0mm系 | 0mm系 | 0mm系 |
| ソール | 4mm ETPU+2mm outsole | Flow系 outsole | 3mm base+2.5mm lug |
| インソール | なし | なし | Ortholiteあり |
Xero Shoes
Vivobarefootと並んで、ベアフットランニングの代表格として外せないのがXero Shoes。
2009年にアメリカ・コロラドでスタートしたブランドで、現在ではロード、トレイル、ハイキング、トレーニング、普段履きまで幅広く展開しています。日本では株式会社ケンコー社が国内総代理店を務めています。
基本となるのは、
- Natural Fit
- Natural Feel
- Natural Motion
の3つ。幅広いトゥボックス、ゼロドロップ、薄く柔軟なソールで、足本来の動きを妨げにくい設計を重視しています。
今回気になるのは、
- HFS II
- Mesa Summit
- Prio Coast
の3足です。
HFS II
ロードランニングならまず気になる一足
Xero Shoesのロードランニングモデルとして中心的な存在なのがHFS II。

主な仕様は、
- 0mmドロップ
- 合計スタック約9mm
- 5mm FeelTrueラバーソール
- BareFoamレイヤー
- WOMEN’S US7で約190g
です。
Xeroの中では最薄ではなく、ロードを走るために少し保護性を加えたバランス型。
本国ではより薄いHFS Originalも販売されていて、
より裸足感を求めるならOriginal、少し保護性を残すならHFS II
という使い分けがされています。
ユーザーからも、路面感覚を残しつつ舗装路からの突き上げを少し抑えられる点や、ロードからジムまで使いやすい点が評価されています。
一方、旧HFS経験者からは「IIは少し硬い」「地面感覚が弱くなった」という声もあります。
私なら:短〜中距離のロードジョグ。
Primus Flowと履き比べてみたい一足。
Mesa Summit
トレイルで使うなら、今かなり気になる新作
Mesa Summitは2026年8月に登場した新しいトレイルランニングモデル。
大きな特徴は、Xero Shoesで初めてESSロックガードを搭載したことです。
主な仕様は、
- 0mmドロップ
- スタック約12mm
- 3.5mmラグ
- ESS rock guard
- WOMEN’S US8で約238g
- フットシェイプトゥボックス
です。
ベアフットらしい地面感覚は残しながら、岩や木の根からの突き上げを少し抑える設計。
Primus Trail FG 3.5より明らかに保護性が高く、
「裸足感は欲しいけれど、尖った岩まで全部足裏で感じたいわけではない」
という人にはかなり現実的なモデルです。
発売直後で長期レビューはまだ少ないものの、購入者からは、岩場での保護性やロックダウン感を評価する声があります。
私なら:短めのトレイルから。
慣れれば距離も少し伸ばしてみたい。
Prio Coast
デイリー用で一番気になる
今回のXero Shoesで、日常用として選んだのがPrio Coast。

特徴は、
- 0mmドロップ
- 7.5mmスタック
- 幅広トゥボックス
- WOMEN’S US8で約221g
- バンジー式ノータイシューレース
- 通気性の高いメッシュアッパー
です。
一番の魅力は、手を使わずにそのまま履けること。
ベアフットシューズは紐靴が多いので、日常用としてこの手軽さはかなり大きい。
ユーザーからも、脱ぎ履きのしやすさや日常での使いやすさを評価する声があります。一方、バンジーレースは通常の靴紐ほど細かくフィット調整できないため、足型との相性はありそうです。
私なら:完全にデイリー用。
玄関に置いて毎日履きたい。
Xero Shoesの3足を比べると
| HFS II | Mesa Summit | Prio Coast | |
|---|---|---|---|
| 主用途 | ロードラン | トレイル | デイリー |
| ドロップ | 0mm | 0mm | 0mm |
| スタック | 約9mm | 12mm | 7.5mm |
| WOMEN’S重量 | 約190g(US7) | 約238g(US8) | 約221g(US8) |
| 特徴 | 保護性を加えたロードモデル | ESSロックガード | ハンズフリー |
| 地面感覚 | 強い | 中〜強 | 強い |
| クッション | 少ない | 少〜中 | 少ない |
| 向いていそうな使い方 | ロード・ジム | トレラン・ハイク | 普段履き・旅行 |
| 日本正規流通 | あり | あり | 国内展開要確認 |
Notace
VivobarefootやXero Shoesより少しクッションを残しつつ、ベアフットの考え方を取り入れているのがNotace。

日本公式では、
“Born in Japan. Developed for the World.”
を掲げています。
ゼロドロップ、足型に沿ったトゥボックス、柔軟性を重視しながらも、極端な薄底には振り切らないのが特徴。
公式も「現代の世界を生きるには、少しのクッションが必要」という考え方を示していて、
“ベアフットと一般的なランニングシューズの中間”
という立ち位置がかなり分かりやすいブランドです。
今回気になるのは、
- Michi 1
- Yama T1
の2足です。
Michi 1
ベアフットとロードランニングの“ちょうど間”
Michi 1は、2026年2月に日本で発売されたロード向けモデル。
主な仕様は、
- 0mmドロップ
- 15mmスタック
- フットシェイプ・トゥボックス
- eTPUミッドソール
- 約180g(海外レビュー M9)
です。
VivobarefootやXeroよりクッションは明らかに多い一方、一般的な厚底ランニングシューズよりはかなり低い。
「地面は感じたい。でもアスファルトからの衝撃を全部そのまま受けたいわけではない」
という人にちょうどよさそうです。
海外レビューでも、短〜中距離のロードでは軽さや通気性、足幅の余裕が高く評価されています。一方、距離が長くなるともう少しクッションが欲しくなるという声もあります。
サイズ感はやや長めに感じるというレビューもあり、足幅はゆったりしているため、サイズアップ前提ではなく公式サイズ表を確認した方がよさそうです。
私なら:短〜中距離のロード、ジム、普段履き。
ベアフット系の最初の一足としてかなり気になる。
Yama T1
トレイル版Notace
NotaceのトレイルモデルがYama T1。
海外ではYama 1、日本ではYama T1として展開されています。
主な仕様は、
- 0mmドロップ
- 15.5mmスタック
- 215g(M9)
- 3mm傾斜ラグ
- eTPUミッドソール
- 2重メッシュアッパー
です。
3mmラグで、登り・下り・不整地での安定性を意識した設計。
ただし、深い泥やテクニカルな岩場を攻めるモデルというよりは、走りやすいトレイルや里山向けの万能型と考えるのがよさそうです。
実走レビューでも、ハードパックされた土や砂地、緩やかなトレイルでは軽快。一方、濡れた岩や急斜面ではグリップに不安を感じたという評価があります。
水抜けや乾きやすさ、足趾の自由度、下りでの踵の安定感は好評です。
私なら:里山や林道+トレイル+舗装路が混ざるコース。
Michi 1とYama T1を比べると
| Michi 1 | Yama T1 | |
|---|---|---|
| 主用途 | ロード+ジム+日常 | トレイル+ハイク |
| ドロップ | 0mm | 0mm |
| スタック | 15mm | 15.5mm |
| 重量 | 約180g(海外レビュー M9) | 215g(M9) |
| ミッドソール | eTPU | eTPU |
| アウトソール | ロード用ラバー | 3mm傾斜ラグ |
| 地面感覚 | 中〜強 | 中〜強 |
| クッション | 適度 | 適度 |
| 得意な路面 | 舗装路 | 土・林道・整ったトレイル |
| テクニカル路面 | ― | △ |
| 日本価格 | 25,300円 | 25,300円 |
Notaceの面白さは「極端じゃないこと」
Notaceの魅力は、
0mmドロップ+足型トゥボックス+柔軟性
を残しながら、15mm前後のクッションも確保していること。
極薄ベアフットへ一気に移行するより、かなり現実的です。
中でもMichi 1は、ロード、ジム、ウォーキング、普段履きを一足でつなげやすい。
「ベアフットに興味はあるけれど、薄底に振り切るのは少し不安」
という人にとって、かなり入りやすいブランドだと思います。
Altra
ここで少し毛色の違うブランド、Altra。
最初に整理しておくと、Altraは一般的にイメージされる薄底のベアフットシューズではありません。
一方で、
- 足趾が自然に広がりやすいFootShape
- 0mmまたは低ドロップ
- 足の自然な動きを妨げにくい設計
という、ベアフット系シューズと共通する考え方があります。
現在は0mmだけでなく4mmドロップのモデルも展開しており、今回の特集では、
「ベアフットの考え方を、より一般的なランニングシューズに落とし込んだブランド」
として取り上げます。
今回気になるのは、
- Escalante 5
- Lone Peak 9+
- Voyager
の3足です。
Escalante 5
Altraでベアフット寄りのロードシューズを選ぶなら
ロードで選びたいのがEscalante 5。
主な仕様は、
- 0mmドロップ
- 24mmスタック
- 221g(Women’s)
- Altra EGOミッドソール
- Original FootShape
- ニットアッパー
です。
VivobarefootやXeroよりはかなり厚いですが、Altraの中では比較的低重心で、Original FootShapeによる前足部の自由度も大きいモデル。
「極薄まではいらない。でも足趾を自由にして0mmドロップで走りたい」
という人にはかなり合いそうです。
実走レビューでも、ゆったりしたトゥボックス、安定感、ジョグからテンポ走まで使いやすい点が好評。一方で、旧モデルより少し重く硬くなったという声もあります。
私なら:ロードのデイリーラン。
今回の中では長めの距離にも一番伸ばしやすそう。
Lone Peak 9+
Altraの代表的トレイルシューズ
トレイルなら、やっぱりLone Peak。
9+の主な仕様は、
- 0mmドロップ
- 25mmスタック
- 264g(Women’s US8.5)
- Altra EGOミッドソール
- Vibram Megagrip
- Original FootShape
です。
最大のポイントは、Vibram Megagripを採用したこと。
従来モデルで指摘されることのあったグリップ面を強化し、濡れた岩や不安定な路面にも対応しやすくなっています。
25mmと今回のベアフット系トレイルモデルより厚めですが、正規販売店の実走レビューでは、厚すぎず足裏から地面の情報を感じやすいという評価。
前足部は広く、中足部〜踵はしっかりホールドされるため、短いトレイルだけでなくロングトレイルやハイキングまで使いやすそうです。
私なら:トレラン〜ロングハイク。
距離を伸ばすなら今回の中でもかなり安心感がある。
Voyager
Altraを普段履きするなら、これがかなり可愛い
今回、Altraのデイリー枠で選んだのがVoyager。
Voyagerは2026年のLifestyleモデル。
主な仕様は、
- 4mmドロップ
- 30/26mmスタック
- 241g(Women’s US8.5)
- Altra EGO P35ミッドソール
- Vibram XS Trek Evo
- Standard FootShape
です。
EscalanteやLone Peakと違って0mmではなく、より一般的な履き心地に寄せています。
日本公式では、**「里山から街角へ。境界線をなくす一足」**という位置づけ。
旅行、街歩き、軽いハイキングまで一足でつなぎやすく、ユーザーからも長時間歩きやすい、普段使いしやすいという評価があります。
ただしStandard FootShapeなので、EscalanteやLone PeakのOriginalより前足部はややタイトです。
私なら:旅行、街歩き、軽いハイク。
一日中歩く日に使いたい。
Altraの3足を比べると
| Escalante 5 | Lone Peak 9+ | Voyager | |
|---|---|---|---|
| 主用途 | ロード | トレイル | デイリー・ウォーク |
| ドロップ | 0mm | 0mm | 4mm |
| スタック | 24mm | 25mm | 30/26mm |
| Women’s重量 | 221g | 264g(US8.5) | 241g(US8.5) |
| FootShape | Original | Original | Standard |
| ミッドソール | Altra EGO | Altra EGO | Altra EGO P35 |
| アウトソール | Rubber | Vibram Megagrip | Vibram XS Trek Evo |
| 地面感覚 | 中 | 中 | 弱〜中 |
| クッション | 中 | 中 | 中 |
| 日本価格 | 23,100円 | 24,200円 | 24,750円 |
Lems
Lemsは、アメリカ・コロラド発のナチュラルフットウェアブランド。

Vivobarefootほど極端に薄底ではなく、Altraほど一般的なランニングシューズ寄りでもない。その中間で、
- 足型に沿ったトゥボックス
- ゼロ〜低ドロップ
- 柔軟性
- 適度なクッション
- 普段履きしやすいデザイン
をバランスよく取り入れています。
2026年にはランニング向けのZENSPEEDシリーズも登場。
今回気になるのは、
- ZENSPEED Lite
- Primal Zen
の2足です。
今回の中でも、「まず生活の中からベアフット感覚を取り入れたい」人にはかなり相性のいいブランドだと思います。
ZENSPEED Lite
Lemsが本気で作った“走れるミニマルシューズ”
ZENSPEED Liteは、Lemsの新しいランニングラインの中でも、よりミニマル側に振ったモデル。
2026年9月末時点では本国公式で予約受付中で、10月初旬〜中旬の発売予定となっています。
主な仕様は、
- 2mmドロップ
- 24/22mmスタック
- TrueFit foot-shaped last
- ZENCELLミッドソール
- EVA+10% PEBA
- 3.5mm floating rubber outsole
です。
VivobarefootやXeroよりかなり厚く、Altra Escalante 5に近いスタック。
そのため、極薄ベアフットというより“ミニマルランニングシューズと考えるのがしっくりきます。
2mmドロップとPEBA入りミッドソールで、足型や自然な動きを重視しつつ、ロードを走るための反発性も残した設計。
公式用途も、スピード走、トレッドミル、ジム、ミニマルランニングなど幅広めです。
発売直後で長期レビューはまだ少ないため、耐久性や長距離での評価は今後見ていきたいところ。
私なら:短〜中距離のロード、テンポ走、ジム。
Primal Zen
Lemsらしさが一番分かりやすい普段履きモデル
デイリー用で選びたいのがPrimal Zen。
主な仕様は、
- 0mmドロップ
- 11mmスタック
- Lems WIDEST Natural-Shape
- 4.5mmコルクインソール
- Injection Blown Rubber outsole
です。
Lemsの中でもかなり幅広いラストを採用していて、足趾をしっかり広げやすいのが特徴。
ユーザーからも、長時間歩きやすい、前足部が楽、普段履きしやすいという評価が多く、ベアフットを日常から取り入れたい人にはかなり向いていそうです。
一方で、テクニカルなハイキングや本格的なトレーニング向けではなく、普段履き、旅行、ウォーキング、軽いジム向き。
インソールを外せるので、
インソールあり=少しクッションあり
インソールなし=より地面感覚重視
と調整できるのも面白いところです。
私なら:完全にデイリー。
旅行や長時間歩く日に使いたい。
ZENSPEED LiteとPrimal Zenを比べると
| ZENSPEED Lite | Primal Zen | |
|---|---|---|
| 主用途 | ロードラン・ジム | デイリー・ウォーク |
| ドロップ | 2mm | 0mm |
| スタック | 24/22mm | 11mm |
| ラスト | TrueFit | WIDEST Natural-Shape |
| ミッドソール | EVA+10% PEBA | IBR |
| アウトソール | 3.5mm floating rubber | Injection Blown Rubber |
| 地面感覚 | 中 | 中〜強 |
| クッション | 中 | 少〜中 |
| トゥボックス | Wide / Medium選択可 | 非常に広い |
| 日本正規流通 | 発売状況要確認 | あり |
| 日本価格 | 未確認 | 23,100円 |
※ZENSPEED Liteは2026年9月30日時点で本国公式では予約販売中。日本公式ではまだ通常ラインナップへの掲載を確認できていないため、国内価格・発売時期は今後確認が必要です。
Groundies
Groundiesはドイツ発のベアフットシューズブランド。

街で履きやすいデザインの印象が強いですが、最近はトレイルやトレーニング向けモデルもかなり充実しています。
基本となるのは、
- 解剖学的なトゥボックス
- 0mmドロップ
- 薄く柔軟なTrueSense®ソール
という構成。
日本公式オンラインストアがあり、国内ではSTRIDE LABなどでも正規に取り扱われています。
今回気になるのは、
- Chamonix TR Low
- G-Flex
の2足です。
Chamonix TR Low
Groundiesの本格トレイルモデル
Chamonix TR Lowは、公式が明確にトレイルランニングからアウトドアトレーニング向けとして展開しているモデルです。
主な仕様は、
- 0mmドロップ
- Barefoot Fit
- TrueSense® GH2
- ベース2mm+トレッド3mm
- 撥水性のあるメッシュ+ナッパレザー
- トゥキャップ、ヒール補強
というもの。
かなり薄いですが、3mmラグと前後の補強が入り、単なる街履きベアフットシューズとは明確に違います。日本価格は22,000円です。
一方、本国公式では用途をEveryday Outdoor Activities / Walking / Easy Trailsとも表現していて、ガチガチの山岳レース専用というよりは、比較的走りやすいトレイル向けと見るのがよさそうです。
公式レビューでも、整備された登山道や滑りやすい石、階段を含むコースで快適だったという声があります。
私なら:里山、ハイキング、短めのトレイルラン。
Primus Trailより少しアウトドアシューズ寄りの感覚で使ってみたい。
G-Flex
足裏感覚を重視したクロストレーニングシューズ
G-Flexはランニング用ではなく、クロストレーニング用。
公式スペックは、
- 0mmドロップ
- ベース2mm+トレッド2mm
- Barefootラスト
- 3分割構造のTrueSense® Motionソール
- ストッパー付きレース+ベルクロ
です。価格は22,000円。
Groundies自身が、
- スクワット
- デッドリフト
- 瞬発的な動作
- クロストレーニング
を想定しています。
国内正規販売店STRIDE LABでも、0mmドロップと薄い4mmソールによる接地感、足趾を広げて踏ん張りやすい点が特徴として紹介されています。(shop.stridelab.jp)
独立レビューでも、柔軟性と前足部の自由度、横方向への動きでのホールド感が評価されています。(barefootista.blogspot.com)
今回の特集では、
「デイリーにも履けそうな本格トレーニングシューズ」
という位置づけがよさそうです。
私なら:ジム+普段履き。
特にスクワットやデッドリフトではかなり面白そう。
2足を比べると
| Chamonix TR Low | G-Flex | |
|---|---|---|
| 主用途 | トレイル・アウトドア | クロストレーニング |
| ドロップ | 0mm | 0mm |
| ソール | 2mm+3mmラグ | 2mm+2mm |
| フィット | Barefoot | Barefoot |
| 得意分野 | 里山・ハイク | ジム・筋トレ |
| 日本価格 | 22,000円 | 22,000円 |
Freet Barefoot
Freetは英国発のベアフットシューズブランド。

特徴は、
- ワイドトゥボックス
- ゼロドロップ
- 柔軟なソール
- 用途ごとに異なるアウトソール
という、かなり実用重視の設計です。
特にランニング・トレイル系が充実していて、今回の候補は、
- Pace
- Feldom 3
- Calver 2
の3足。
この3つで、街・ロード寄り → 万能トレイル → 泥・テクニカルまできれいにカバーできます。
Pace
硬い路面でも使いやすい、クッション多めのFreet
Paceは、スポーツ・ジム・普段履き向けのマルチユースモデル。
公式スペックは、
- 0mmドロップ
- 11.5mmスタック(インソール込み)
- 5.5mm(インソールなし)
- 6mm Ortholiteインソール
- 2mm MultiGrip
- EU42で452g/両足
です。
Freetの中ではクッション性が高めで、公式も硬い路面や長時間使用での衝撃吸収を特徴に挙げています。純粋なロード専用シューズではありませんが、街ランや舗装路を含むランニングにはかなり使いやすそう。
私なら:街ラン、旅行、日常。
Freetの中では一番“最初に履きやすい”モデル。
Feldom 3
Freetの万能トレイルモデル
Feldom 3は、mixed terrain向けのトレイルランニング&ハイキングモデル。
- 0mmドロップ
- 10.5mmスタック(インソール込み)
- 7.5mm(なし)
- 4mm HillGrip
- EU42で522g/両足
という仕様です。
4mmラグで、硬いトレイルから多少の泥までカバー。
公式レビューでも、軽さ、通気性、グリップのバランスが高く評価されていて、Freetの中ではかなり万能な立ち位置です。
私なら:普段のトレランやハイキング。
Freetでトレイルを一足選ぶなら、まずこれ。
Calver 2
泥・急斜面・テクニカルならこちら
Calver 2は、より厳しい山岳路面向け。
- 0mmドロップ
- 12.5mmスタック(インソール込み)
- 9.5mm(なし)
- 6mm MountainGrip
- EU42で526g/両足
です。
Feldom 3の4mmラグに対して、こちらは6mmラグ。
公式も、steep / muddy / technical terrain向けと明確に分けています。
オープンメッシュで水抜けも重視されているため、雨や泥の多いトレイルにはかなり面白そう。
私なら:雨上がり、泥、急斜面のトレイル。
今回のベアフット系ではかなり“山仕様”。
3足を比べると
| Pace | Feldom 3 | Calver 2 | |
|---|---|---|---|
| 主用途 | 街・ロード寄り | 万能トレイル | 泥・テクニカル |
| ドロップ | 0mm | 0mm | 0mm |
| スタック | 11.5mm | 10.5mm | 12.5mm |
| ラグ | 2mm | 4mm | 6mm |
| 特徴 | クッション多め | 汎用性 | 強いグリップ |
| サイズ感 | やや小さめ傾向 | 標準的 | 標準的 |
| 本国価格 | £90 | £85 | £85 |
長くなってきました。
実際にロード・トレイル・普段履きで選ぶならどれがいいのか?各ブランドを横断して比較した記事はこちら。


















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