サポートタイツ履かない派のこゆきです。実はランニングを始めたときは一瞬はいてたんだけど…、どこかで科学的には意味ないよって聞いてからやめちゃいました。足さばきが悪いし、なんか脚のラインが余計に目立つような気がして(;_;)
ただマラソン大会に行くと、着用率が高いですよね。履いてたほうが楽なのかな?効果あるのかな?って改めて思って、調べてみました〜!

タイツの効果、ほんと?うそ?さあ、調べに行きましょう!
1. サポートタイツの主な効能
いろいろな研究をチェックしていると、概ね下記の効能について語られていました。いずれも効能がある「可能性」に留まる報告だけれど、興味深いね。
効能 | エビデンス | 推奨するランナー |
---|---|---|
パフォーマンス向上 | 持久力 +2.5%、スプリント速度 +0.03秒 | 短距離・中距離ランナー |
筋疲労の軽減 | CK値(筋損傷マーカー)28%低下 | 長距離ランナー・初心者 |
回復促進 | DOMS(遅発性筋痛)軽減、回復時間短縮 | トレイルランナー・マラソンランナー |
筋振動の抑制 | 筋振動45〜52%減少 | トレイルランナー・ロードランナー |
血流改善 | 静脈還流が14.5%増加(p = 0.003) | すべてのランナー |
ケガ予防 | シンスプリント・膝関節ストレス軽減 | ケガが多いランナー |

じゃあ次は、それぞれの効能について細かくチェックしていこう!
2. パフォーマンス向上のエビデンス
✅ 持久力向上
- あるメタ解析では、サポート着用により持久力が2.5%向上
- スプリント速度が、10m走で平均0.03秒短縮
✅ 筋振動抑制とエネルギー消費軽減
- 下肢の筋振動を約45〜52%抑制
- 筋振動が減ることで、エネルギーロスが減少し、長時間のランニング時に有利?!
3. 疲労軽減・回復促進のエビデンス
✅ 筋損傷の軽減
- CK値(筋損傷マーカー)が28%低下
- 遅発性筋痛を軽減(痛みの回復が平均12時間早まる…)
✅ 血流改善と回復促進
- 静脈還流が14.5%向上
- 乳酸の除去が促進され、筋肉疲労の回復が速くなる?!
どうやら、一定の効果があるっていう報告もあるみたい!ただ効能の色々によって、着用に適したタイミングは違いそう。じゃあそういう研究もあるのかな〜?と思うと、ありました!
4. 効果的な着用タイミング
着用タイミング | 期待される効果 |
---|---|
運動前 | 血流促進・ウォームアップ効果 |
運動中 | 筋振動抑制・持久力向上 |
運動後 | 筋疲労回復・血流改善 |
長時間(2〜4時間) | 回復促進・乳酸除去 |
➡ 回復については、運動後2〜4時間の着用が効果を最大化する、という研究もありました!
5. 否定的な研究とその理由
もちろんすべての研究で「有効」と認められている訳ではありません。効能に否定的なデータもありました。
そもそも研究がしにくいねん。サポートタイツ履いた群と履いてない群で比較しようにも、圧力の設定が製品によってマチマチであることや、体格・皮下脂肪のつきかたの違いで効果にばらつきがあること。加えて、確かに!って感じだけど、サポートタイツは盲検化がとっても難しい。サポートタイツつけてる群は「効果あるかも」って思ってプラセボ効果が取り上げられちゃうこともありそうですよね。
なので、研究結果の解釈はとってもむずかしいのが現実です。じゃあ何を信じたらいいのか?!専門機関がおおむねの見解を示してくれてます。
6. 専門機関の公式見解
機関 | 推奨内容 |
---|---|
ACSM(アメリカスポーツ医学会) | 暑熱環境下での持久力向上に有効かも |
日本陸上競技連盟 | 圧力はトラックは15〜20mmHg、ロードは20〜25mmHgを推奨 |
日本整形外科学会 | シンスプリント・膝関節ストレス軽減に推奨 |

曖昧なものが多い(笑)解釈が難しいし、どう取り入れるかは個人の判断だね〜!
まとめ:サポートタイツはランナーに必要か?
一定の効果はありそうかなと思いました!ただ根拠の確実性が薄く、これを根拠にタイツ履くかと言われたら、履きません(笑)
ただ、ロングレース後のリカバリー、とかなら良いかなと思いました◎
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