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最新版!マウントフジ100(2025年)に向けたレース紹介&攻略法

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書いた人:こゆき

10月1日に2025年大会の要項が発表されたMt.Fuji (マウントフジ)。UTMFと呼ばれた時代から日本の100milesレースシーンを牽引してきた伝統ある大会ですね。今なお、多くのランナーが完走を目指してエントリーする国内屈指の人気大会のひとつです。もうすぐエントリーが始まるので、今年こそはと燃えている人も少なくないんじゃないかな。今回はこのMt.Fuji100について、紹介とアドバイスをご案内するよ!

こゆきさん
こゆきさん

私も初めての100milesレースに選んだ大会だよ〜!富士山のまわりをぐるっと周回するなんて、なんだか夢とロマンがあるよね。壮大な旅だよね!

公式HP:

https://mtfuji100.com

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大会について

主な変更点は以下の通り(だいぶ端折るので公式HPをしっかり読んでね)

FUJI100mi, KAI70k, ASUMI40k の3種類のレースに増えたよ!

✔エントリー基準がゆるくなったよ!

 FUJI100mi:ITRA Points 4以上の1レースもしくはITRA Points 3 の2レース

✔スタート時間が17:00に変更されたよ!

コースはまだ発表されてないみたい。ゴールは2024年と同じく富士北麓公園みたいだから、2023-2024ほどの大きな変更はないんじゃないかと予想するよ〜。スタート時間の変更は、こゆき的には良い方向だと思う。1晩目をフレッシュな状態で乗り越えることができる、かつ、より多くのランナーが夜中になる前にゴールできるからね。

ばっきー
ばっきー

たしかに。ゴールしても夜中で人がまばらだったり、飲食店が閉まってたりすると、なんだか切ないもんね。ホテルへのチェックイン問題もあるかもだし!

コース紹介(2024年版)

この記事では100マイルコースに限定をして、コース紹介をしながらアドバイスするね。過去2回出場し、入賞もした経験をもとに、ふりかえりながら攻略法を考えるよ〜!

https://mtfuji100.com
https://mtfuji100.com

166km/7000mD+の道のり。数字をみると、44時間30分という制限時間は決して厳しすぎなくて、多くのランナーを完走へ導こうとしてくれている大会の想いが伝わってくる。けれど全てが計画通りに上手くいくレースなんてないから、油断せず慎重に、余裕をもって走る準備をしよう〜!

①スタート〜F1富士宮

ほぼフラットの舗装路〜林道のトレイルからスタート。みんなアドレナリンが出まくって、フルマラソンみたいな勢いでスタートする。ポイントは、周りに流されず、とにかくゆっくり行くこと。160km継続することができるスピードで、友達と他愛もないおしゃべりをしながらジョグって感じ!途中で「送電線」トレイルに入ると、シングルトラックゆえに少し渋滞するけれど、焦ったらだめ。こんなところで差、つかないよ!「どうぞ抜かしてください〜」っていう気持ちで、まずはウォーミングアップ。

②F1富士宮〜F2麓

少し下り貴重のフラットを進んで、前半の難敵・天子山塊に入ります。ここも頑張りすぎないこと。まだ序盤で元気だけれど、心拍数が上がりすぎないよう注意しながら登りましょう。補給も忘れずにね!上りは、胃が揺れないので安心して食べれる場所だよ!尾根に出ると、走ったり歩いたり、稜線沿いの横移動。きっとまだ夜が明けないけれど、心の目で富士山を思い浮かべて頑張ろうね。

少し急な下りを終えると、舗装路の足に悪そうな下りのトレイル。飛ばしすぎると四頭筋が死ぬよ〜!まだまだ序盤、無理ないペースで、焼きそば目掛けて麓エイドに辿り着こう。

③F2麓〜F3精進湖

「レースは麓から」という通り、まだまだ先は長い。焼きそば食べて、日が昇るのでしっかり水分も補給して、出発しよう。2024年はここで竜ヶ岳にのぼったよ。美しい牧場のようなトレイルからきゅっきゅっと登って、富士山の絶景が拝めたな。ハイカーさんが多い人気の山で、大会と言えど、すれ違うときは歩いて止まって。道を譲るのがマナーです。

精進湖エイドはもうすぐ。エイドで応援してもらえたり友達に会ったりすると、それだけでフレッシュになるんだよね。ロングレースにおいてメンタルは、パフォーマンスにすごく大きな影響を持ってるよね。

④F3精進湖〜F4北麓公園

ここからは横移動が増えるよ。上り基調のいやらしいロード(走らないと罪悪感でるやつ!)をだらだら行くと、鳴沢氷穴からトレイルイン。急じゃないんだけどだらだらしたつまらない丘を超えて、また上り基調のロードです。そろそろ眠いし、単調なコースでかなり精神的にも疲れる。ロードの上り、歩いてもいい。

全部走るのはトップランナーだけなので、走ったり歩いたりしよう。こゆきも辛くて、「30歩・走って、20歩・歩く」みたいな一人遊びをしてました。北麓公園、遠かった。

ところでロングレースでは、辛いとき、他のランナーさんとおしゃべりするのがおすすめ。気が紛れて時間が早く過ぎるし、眠気も楽になるし。こゆきも、勝手にペーサーにしたり、どんどん話しかけたりしてるよ〜!

⑤F4北麓公園〜F5忍野

下り基調のロードを進んでトレイルインし、小山をいくつか超えます。単調なコースなので、距離より遠く感じるけれど、特に問題になるポイントはないはず。

⑥F5忍野〜F6山中湖きらら

Fujiはなんせロードが多い。ここもロードを少し進んでトレイルイン。階段も交えて小山を登る。下りは走れる気持ちのいい傾斜なので、爽やかな風を感じながらきららへ行こう。唯一、湖が見えるエイドかな。比較的街中なのできららは応援も多く、力になるよ。

きららはポイントになるエイド。何故かというと、ここからがレースの真骨頂だからだ。そして二十曲峠ではリタイアができないことも注意。最後まで走り切ることをもう一度決心しよう。次のエイドがとにかく遠いので、食糧をしっかりお腹に入れること。味噌汁とおにぎりの組み合わせが最高だよ!エイドでみんなの優しさにしっかり触れて、気持ちも元気になっておこう。

⑦F6山中湖きらら〜F7二十曲

このレースで個人的に1番キツい区間。赤土の広がる明神山を越えて、延々とトレイルに入る。(夜であんまり覚えてないけど)それほど気持ちよく走れないトレイルがエンドレスに続き、二十曲峠がとにかく遠い。こんなときこそ、周りのランナーさんと一緒に進んだり、おしゃべりしたりすること。皆でしんどさを分かち合って止まらずに歩き続けるよ。

二十曲峠の明かりが見えるとほっとして涙が出そうになる。エイドは野戦病院さながらの雰囲気で、数少ないパイプ椅子には項垂れて疲れ切ったランナーの姿も。。でも、ここで長居しないことが大事!おにぎり食べたら思い切って出発する!杓子山まで、もう少しだよ。

⑧F7二十曲峠〜F8富士吉田

レースで1番テクニカルなトレイル。数ヶ所だけ手を使うような登りがあるけれど、危なくはないよ。ニセピークを横移動でこなしたら、ついに杓子山山頂!鐘をならそう。富士山が見えたらもっと最高!レース中に写真を撮らないっていう人も、ここではぜひ1枚思い出を残してね(もう撮るとこないから)。

そして、長い下りに入ります。トレイルと林道で700mダウンしたら富士吉田。林道がながーいけれど、下りしかないので、もう惰性で降りていくといいと思います(笑)

富士吉田ではうどんをいただく。霜山に立ち向かう元気を出すためにも、食べた方がいいかな〜!逆にここでうどんが食べられる体調があれば、元気!必ず完走できるはず!!

⑨F8富士吉田〜ゴール

エイドを出たらロードの下りを4kmくらい?進みます。めちゃくちゃ走りやすい斜度のはずなのに、脚が重くて進まない。でも皆しんどいから、元気だして霜山に入ろう。霜山は、だらだらしたゆるい九十九折の道で始まります。もう最後の山だから、上がらない心拍数だけど頑張って!出せるだけスピード出していこう。ニセピークや降りる降りる詐欺にめげず横移動。概ね走りやすいトレイルなので、ウィニングランと思って楽しんじゃお!街の明かりが見えてくると、下りが始まるよ。最後の下りは急なので、最後に怪我しないように気をつけて。

ここからが最終難関(まだあるんかい)。2024年からゴールが北麓公園に変更されたため、長いロードが待っています。泣く泣く富士急を後にして(ここでゴールしたいと思い続ける)、北麓公園まで直線の上り。林道がメインで、走れる斜度。残っている体力に応じて、最後の力を尽くすこと。なぜならば案外長い道のり&みんな疲れて歩いてるので、めちゃくちゃ順位が上がる可能性があるから!こゆきも、ここで2人ぬかして順位を上げたよ。「ゴールするときどんなポーズしよ〜」とかムダなこと考えながら。泣いても笑ってももう最後だから、がんばろう。ロードにでたら北麓公園が前に現れる。敷地に入ると応援が増え、すぐにトラックに入るよ。最後の花道を楽しんで、ゴールテープを切ろう!

1人で、仲間と、家族と一緒に。166kmの長旅に思いを馳せて、カメラに笑顔を。夜ゴールの人は、ヘッドランプを切るのを忘れないようにね〜!あと、時計のログもちゃんと切る(笑)。

まとめ

どうでしたか?だいたいコースが把握できたはず。最後に、ポイントのおさらいするよ。

おしゃべりできるスピードでゆっくりスタートする

しっかり補給して、苦しいときは他のランナーと分かち合う

山中湖きららからが辛いけど、最後のロードまで力を出し切り続ける

最高の笑顔でゴールテープを切る!

さあ、走れそうでしょ?2025年のFujiが、良い旅になりますように☺︎

読んでくれて、ありがとうございました。

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