NIKE ZOOM FLY 6レビュー！ZOOM FLY 5と比較してみたよ！

NIKE ZOOM FLY6の特徴は？

フルレングスのカーボンファイバー製FLYPLATEビルトイン！

新設計のミッドソールにZOOMXフォームを重ねて搭載！

これまでより15%も軽量化されZOOM FLYシリーズ最軽量に！

見た目はもうNIKEアルファフライ3の前足部 AIR ZOOMユニットがないバージョンですね。後ろからぱっと見れば見間違うかのようなヒール高のデザインです。ZOOM FLY5と全くデザインを変えてきており、もう全く別物のように感じます。また軽さも特徴的で247g(27cm)と、ZOOM FLY5の274g(27cm)と比較して確かに実感できるレベルです。

少し分かりづらいですが、前作よりもヒール高は高くなって厚底感マシマシです。かっこいいですよね。そしてヒールベロも高くなっているように感じます。これは個人の好みもありますがばっきーはそんなに好きではありません。デザインはZOOM FLY5もそんなに悪くないですよね。

ZOOM FLY 6に何を期待していた？

NIKE ZOOM FLY 5はずっと愛用していたんですが、あまり好きではありませんでした。なぜなら硬いから。カーボンプレートが入っているのでちょっとスピードを出したい練習や、ロング走などで助けてもらっていましたが、硬すぎて足が疲れる感じがするんです。もちろんカーボンプレートの恩恵は受けていたと思いますが、それを相殺するようなクッションの無さはホントにZoomXフォーム使っているの？と感じるレベルです。カーボンプレートの反発じゃなくて、ミッドソールの硬さによる反発だろ？と聞きたくなるレベルです。

でも、です。練習で使えるようなNIKEのカーボンプレート入りシューズはこれ1択なんです。なぜかって？ヴェイパーフライも、アルファフライも高すぎて勿体無くて使えないから、庶民だからです。なんならそんなシューズ履いて練習したら、靴の恩恵が強すぎて練習にならないんじゃないかと思ってしまっている偏考を持ってるからです。(もちろんそんなことはないですよ)

なので早くもっといいZOOM FLYが出ないかなあと思っていました。カーボンプレートの恩恵を感じられて、尚且つクッションがいいもの。それだけです。高望みはしていません。

待っている間は、NIKEペガサスやNIKEボメロ、後はクッションもへったくれもない使い古したヴェイパーフライ2を使って誤魔化したりしていました。

履いたら感じるもっさりしたヴェイパーフライ感

このミッドソールの三角の切れ込み、見覚えありませんか？そう、ヴェイパーフライ3に入っているものと似ていますよね？ヴェイパーはもっと控えめですけど。そしてこの切れ込み、デザインだけでなくてミッドソールによるクッションと切れ込みが潰れることによるクッションになっていると思うんですよね。

何が言いたいかと言うと、

もうクッション最高やん

です。えっ？ほんとにZOOM FLYですか？っていうレベルです。走ってみるともう別物です。なんならちょっともっさりしたヴェイパーフライに感じるんですよ。すぐにキロ3分台が出せるカーボンプレートによる反発と、全然足にダメージが来ないクッション性を感じます。これは多分いま1万円台で買えるシューズの中で最も優れたものじゃないかと感じるレベルです。クッション性が高いのでジョグも平気です。求めていたことがより優れた形で返ってきて、ばっきーは感動しております。

後は軽さもいいですよね。ZOOM FLY5は硬さもあってか結構重く感じていたんですよね。ロング走ではそんなに気になることもなかったですが、スピード練やレースでは使えないだろうなというのはそういうところからもありました。なので軽量化、ナイスです！

ちなみにNIKEのレーシングシューズの重さ比較表です↓

メンズサイズ	ヴェイパー3	アルファー3	ズームフライ6	ストリークフライ
28cmの重さ(g)	200g	218g	265g	185g

通気性は前作とそんなに変わらないレベルです。一応指が透けて見えるほどの通気孔メッシュがあります。これをヴェイパーフライなんかで採用されているFlyKnitに変更してほしいなあ、と思いますがそれをしたら差別化できないのでこの仕様なんでしょう。文句は言いません。

どんな人におすすめする？

予算2万円でジョグ用のシューズを探している人、サブ3.5からサブ3を目指すレース用シューズを探している人。いやもう全員です。全員間違いなく一回試し履きでもいいからこの靴を履いてみることを推奨します。このシューズが2万円を切って買えることは奇跡です。とおすすめするレベルですね。初心者から上級者まで何かしらの用途で満足できると思います。