火を出さない電池を探して
ロングランやトレイルランなど、外で過ごす時間が増えると「モバイルバッテリー」はほぼ命綱!
でもここ最近、リチウムイオン電池の発火事故が増えていますよね。
車内に置きっぱなしで膨張した、バッグの中で煙が出た、飛行機内で発火して緊急着陸…なんて話も。
アウトドアで使うなら、もっと“安全で、しっかり使える”電池が欲しいところです。
これまでは、リチウムイオンバッテリーを愛用していました↓↓
リン酸鉄・ナトリウム・準固体 ― 次世代電池の3つの選択肢
リチウムイオン電池に代わる新しい電池は、主にこの3種類があります。
① リン酸鉄リチウム(LiFePO₄)
構造が安定していて発火しにくいのが最大の特徴。
EV(電気自動車)でもよく使われています。
ただし、重くてエネルギー密度が低いため、ポータブル電源には向いても、ポケットサイズのモバイルバッテリーにはやや不向きです。
② ナトリウムイオン電池
リチウムではなく、ナトリウム(塩の成分)を使うタイプ。
資源が豊富で、コストも安く、環境負荷が低いのが魅力です。
まだ開発段階にあり、充電回数や低温性能に課題があります。
将来的にはリチウムを置き換えるポテンシャル大ですが、市販モバイルバッテリーへの搭載はこれから。
③ 準固体電池(Semi-solid battery)
リチウム系ですが、液体電解質をゲル状や固体に近い形で固定しているのがポイント。
液漏れや発火の原因となる“熱暴走”を抑えられるため、リチウムのエネルギー密度+固体の安全性を両立しています。また内部の液体が動かないため、落下衝撃や圧力変形に強いです!
最近では、スマホサイズのモバイルバッテリーにも採用が進んでいます!
アウトドアで使うなら、どれが最適?
結論から言うと、モバイルバッテリー用途では「準固体電池」が最もバランスに優れています。
- 🔥 発火リスク:ほぼゼロに近い
 - ⚡ エネルギー密度:リチウムイオン並み
 - 🪶 重量:リン酸鉄より軽く、持ち運びやすい
 - ❄️ 温度耐性:高温・低温に比較的強い
 - 💥 衝撃耐性:内部の液体が動かないため落下や圧力に強い
 
夏の車中、冬の山中でも安定して動作するのは大きなメリットですね!
特に「バックパックに入れっぱなしで移動」するようなトレイルランナーやキャンパーには、非常に相性のいい電池です。
準固体電池モバイルバッテリー 3ブランド比較
現在、市販されている準固体電池モバイルバッテリーは主にこの3ブランド。いずれも5000mAh, 10000mAhのモデルが販売されています。10000mAhモデルを比較してみました!
| ブランド | 容量 | 重量 | サイズ | 価格(目安) | n | 特徴 | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| ハマケンワークス | 10,000mAh | 195±10g | 112×68×17mm | 定価8980円 | 入力: USB-C 出力: USB-C, USB-A  | 耐衝撃・耐熱性が高く、キャンプ向き。PD対応。2000回使用可能。 | 
| Owltech | 10,000mAh | 216g | 70×19.2×109 mm | 定価8480円 | 入力: USB-C 出力: USB-C, ワイヤレス  | MagSafe対応。PD対応。バッテリー残量が1%単位で見える。2台同時充電可。1000回使用可能。 | 
| エアージェイ | 10,000mAh | 200g | 68×17×112mm | 定価7980円 | 入力: USB-C 出力: USB-C, USB-A  | PD対応。2台同時充電可。2000回充電可能。 | 
👉 コスト重視ならエアージェイ、
信頼性と堅牢性ならハマケンワークス、
日常兼用ならOwltechがベストチョイスです。
まとめ:安全性を“重さ”で妥協しない
安全性を担保しつつ日常使用可能な軽量性を得つつある準固体電池。災害時の備えにもなるバッテリーです。アウトドア好きなら、バッグの中の“リスク”をひとつ減らすために、次に選ぶのは準固体タイプで決まりです!!
検討した3商品はこちら↓↓
この記事のまとめ
- リン酸鉄=安全だが重い
 - ナトリウム=安いが発展途上
 - 準固体=安全×軽量×高出力の三拍子
 - モバイルバッテリーなら準固体が最適!
 

        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
        
  
  
  
  
					
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