京都マラソン2025の前日受付から当日スタートまでと攻略法をまとめた解説編はこちら↓
みんなスタートまでの動きはイメージできたかな?
じゃあコースを解説していくよ!
2025年の京都マラソンコースマップです。去年のコースと同じですね!
では5kmごとにコース紹介と攻略法を解説していくよ!
スタートから5km
スタートから5kmまではほぼフラットに見えますが、やや登っていますね。ただ、スタートしたての興奮で気にならない程度です。コース幅は(人数の割に)狭く、コーナーもあるため後列選手は非常に走りにくいです。さまざまな選手がいるので、追い抜こうとしてくる人、ペースが合わない人、抜かしたくなる人、などたくさんいます。しかし、ここで焦ると体力を無駄に消耗します。無理なペースのアップダウン、フットワークづかいはやめましょう。
最後尾ランナーはスタートするまでにおおよそ15分程度かかるらしいので、気持ちに余裕を持ってスタートしましょう。
5kmから10kmぐらいまで
5km付近では京都嵐山と桂川の風光明媚な光景を目にすることができ、観客や応援してくださる人もたくさんいます。ランナーの列も伸びていき、走りやすくなってくると思うので、ここからがスタートだと思いましょう。しかし上りが始まることも忘れてはなりません。「あれ?今日なんか体調悪い?」と思ったらそれは上り始めているからです。特に嵐山高架橋なんかは目に見えて上りなので耐えてください。まだ京都マラソンは始まったばかりなんです。(嵐山高架橋は普段、歩行者の通行ができませんので試走もできません)
そして広沢池の前を過ぎれば一条通〜きぬかけの道へと続く道です。名前はかっこいいですが、ここも上りがきついんです。さっきの高架橋の比ではないくらいの上りが出てきます。
10kmから15kmぐらいまで
きぬかけの道は仁和寺(にんなじ)、龍安寺(りょうあんじ)、金閣寺といった京都を代表する名刹(めいさつ:有名な寺)を擁する道です。応援が多くなるため、10kmまでで消耗してしまった心が癒やされます。特に仁和寺前の応援は有名です。ただここも細かくアップダウンが続くため油断ができません。応援に心躍らせ、ペースを上げてしまうと度々くる上りに苦しくなってしまいます。
馬代通(ばだいどおり)から上立売通(かみだちうりどおり)はコーナーが多く道も狭くなるので気をつけて走りましょう。ここら辺は本当に応援がいっぱいなので嬉しいですよ。
15kmから20kmぐらいまで
北大路通りまで来ると、都大路を走っているという感覚になりますが意外と短いです。15km過ぎから北上を続け、コース最北端の鴨川にかかる西賀茂橋へ到着します。ここで先行するランナーの姿が見られるので、気になるランナーの位置が分かったりしますね。
鴨川を渡り、南に向かうのですが、鴨川の流れる方向に走るということは下っているということです。ここからアップダウンのしんどさは比較的マシになっていきますので安心してください。
20kmから25kmぐらいまで
20kmから中間点は一度鴨川とおさらばします。中間点から2度目のスタートと覚悟してください。そう、折り返しまでが見えない永遠に続くかと思うような直線と、折り返しているランナーとの交通があるんです。しかも中間点過ぎから見える折り返しランナーは、実は一度25km付近からのちょっと南に突き出た折り返しを経由してきているので、目に見えている直線よりもさらに長い距離を往復してきているのです。ずばり、先行するランナーを尊敬してあげてください。
折り返しランナーから元気をもらえる人はまだいいですが、先行する折り返しランナーの中からライバルを見つけた時なんてさらに辛いですよね。マジで?と何度思ったことか。
マラソンは30kmの壁と言いますが、調子が悪ければここで壁を感じます。30kmにも到達していないのに、です。なので前半は抑えて入りましょう、というのは中間点付近から辛いのが始まるから温存しておきましょうという意味も含まれています。
そう、そして中間点を超えてから、折り返し地獄が始まっていきます。
折り返しでうまく走るポイントは何か?それは後ろの人に迷惑をかけないように曲がる、それだけです。後ろにあまり人がいなければ、少し大きくふくらむとあまりペースを落とさずに曲がれますね。あまり内側を攻めすぎると結果、減速してしまいます。
できるだけここの区間は心を無に、そして沿道にいる応援の人の方を向いて走るぐらいのつもりで気長に走ってください。ここから先もまだ辛い箇所がありますから。
25kmから30kmぐらいまで
25km付近からの折り返しをなんとか乗り越えた先には、ペア駅伝中継点が存在する京都府立植物園に入っていきます。ここ毎年思うんですが、非常に走りにくい!狭い道、曲がりくねったカーブ、アスファルトではない舗装(一部)など大変不評だと思うんです。でも、毎年文句がそこまで出ない理由は、きっとそこに舞妓さんがいるから笑。舞妓さんが笛とか太鼓とかで演奏して応援してくれているんです。マラソンじゃなかったら立ち止まっていますよね。
そのようなわけで、この京都府立植物園は意外と鬼門です。注意して走りましょう。
この植物園を抜ければまた鴨川に戻ってきて、河川敷に入っていきますよ。(植物園での試走は禁止です)
30kmから35kmぐらいまで
鴨川河川敷はこれまた非常に狭く、走りにくい道です。横に二人並んで走るのが精一杯なところも出てきます。ただ、下り基調なのでここの区間は大事にしたいですね。ここには応援もいっぱい来てくれていますし、何よりばっきーが一番愛用するランニングコースです。楽しんでください。
ペースを上げていける人はここから上げていきましょう。鴨川から出てくるとそこは丸太町通、都大路駅伝で中継地点となる誰もが夢見るコースです。京都御所前を烏丸通まで行くと折り返しです。こんな短い距離で折り返すとさっき応援してくれていた人にもう一回応援してもらえますね。
京都御所はアクセスもいいですし、応援する人にもおすすめのポイントです。
そして河原町通に入ります。こんな道路を走れるなんて!ポイント第3位くらいです。この付近で2回も折り返しているので自然と同じランナーの顔が目に入ってきます。みんなライバルですが、みんな仲間です。余裕があればぜひ声を掛け合って励まし合いましょう。
35kmでは京都市役所に着きます。わざわざこんなところで折り返しを設置しなくていいんですが、京都のマラソンなのでここを通りたいんでしょうか。建物はとても綺麗です。いい加減ここらへんで折り返しにうんざりしてきますが、まだあともう一つ残っていますからね。
35kmからフィニッシュまで
京都市役所を出るとまた河原町通を北上していきます。先ほどの丸太町通を通過し、鴨川から上がってくるランナーを横目に川端通という道に入ります。実はここまでの道、ほとんど気づかない程度の上り基調です。普段なら気にもしない程度です。しかし、これに気づかないランナーにとってはなぜか分からないけど辛い区間になります。そしてこの後京都マラソンのラスボスがやってきます。
京都マラソンのラスボスとは
京都マラソンのラスボスとは、今出川通りへ右折した先にある、「銀閣寺や哲学の道がある白川通までの上り道」とその先の「折り返し」です。ばっきーは心の中でいつもゾンビロードと呼んでいます。どのペース帯でも必ず撃沈し歩いているランナーが出現するからです。
おおよそ25mアップのこの道は普段走っている時は、ちょっと上っている、ぐらいの本当になんでもない道なんです。ただここまで39kmほど走ってきたランナーにとっては壁に見えるでしょう。ここは本当に踏ん張りどころなんです。ここを上りきればもうあとは本当に本当に下りしかありません。保証します。頑張りましょう。
坂を下り始めればそこからウィニングロードが始まります。そう思いましょう。京都大学や京大病院の横を通り抜け、前日受付したみやこめっせの近く、平安神宮まで帰ってきます。ここの42kmぐらいからゴールまでの道は本当にかっこいいんです。適度な細さ、カーブを経て増えていく観客とカメラ、そして最終コーナー。曲がるとゴールテープが見えてきます。人生の中で一番の顔をしてゴールしましょう。もちろんカメラ撮影があることも忘れずに!
フィニッシュ後
お疲れ様でした。完走後の動きもちょっと紹介していくよ。
完走メダルやフィニッシャーズタオルを受け取って、おやつ(2024年はおにぎり、カロリーメイト、茶の菓など)を受け取って更衣エリアに向かうよ。手荷物を受け取って、女性はロームシアター京都、男性はみやこめっせで着替えます。おつかれさま広場というところが去年は出店されていて、無料でみそ汁が飲めたり、マッサージも無料で受けられたりと体を癒すことができるよ。
帰りは大会シャトルバス(100円らしいです、事前申し込み不要)で京都駅へ向かうか、徒歩11分の京都市営地下鉄東山駅から電車に乗って京都駅などに向かおう。
どうだった?京都マラソン2025のコースがイメージできたかな?
いろんなレベルのランナーがいるけど基本は同じだよ!
「ペース配分を考える」、だね!
コメント