COROSのPACE PROがお家に届いたので使い心地を徹底レビューしていくよ!
↓COROS PACE PROのスペック詳細はこちら!
COROS PACE PRO 開封の儀
COROSペースプロはコンパクトな箱で届きました。必要最低限なパッキングでワクワクさせてくれるような時計の登場の仕方です。
歴代COROSと比較するよ!
比較対象はばっきーとこゆきさんが所持しているCOROSのVERTIX2(バーティックス2)とAPEX2/PRO(エーペックス2プロ)だよ。トレイル向きなので純粋にPACE PROとは趣向が違うけどそこはご愛嬌ということでご勘弁を。
COROS PACE PRO vs APEX2/PRO vs VERTIX2
まずはスペック上の比較をまとめておくよ!
PACE PRO | APEX 2/PRO | VERTIX 2 | |
サイズ | 46 x 46 x 12.25mm | 46.1 x 46.5 x 14mm | 50.3 x 50.3 x 15.7mm |
重さ(シリコンバンド) | 49g | 66g | 89g |
ディスプレイ | 1.3inch AMOLED | 1.3inch LCD(液晶) | 1.4inch LCD(液晶) |
画面材質+ベゼル材質 | ミネラルガラス+繊維強化ポリマー | サファイアガラス+チタンコーティング | サファイアガラス+チタンコーティング |
バッテリー(標準GPS) | なし | 66時間 | 127時間 |
バッテリー(全システムオン) | 38 時間 28 時間(常時点灯) | 41時間 | 89時間 |
バッテリー(2周波) | 31 時間 24 時間(常時点灯) | 24時間 | 49時間 |
バッテリー(日常使用) | 20日間 6日間(常時点灯) | 21日間 | 39日間 |
PACE PROは軽量さで圧倒しており、何よりもLEDディスプレイになっているのが大きな違いですね。またLEDディスプレイなのでバックライトという概念がなくなり画面輝度や常時点灯しておくか、でバッテリー持ちが変化していきます。そして意外なのが標準GPS(GPS ,QZSS)という設定がなくなり全システム(GPS ,GLONASS ,Galileo ,Beidou ,QZSS)のいずれかを拾うものか、2周波での贅沢使いという設定だけになっています。GPSだけでは正確にログが拾えず悲しい思いをしたことがある人間にとってはこの進化はありがたいですね。VERTIX2はバッテリー持ちがCOROS製品のなかで最高で、その分重さやゴツさが犠牲にされた一品です。バッテリーを気にせずどこまででも行けるアドベンチャーモデルですね。
では実際にどんな感じか見ていきましょ。
左から順にPACE PRO、APEX2/PRO、VERTIX2です。やはりVERTIX2のゴツさが目立ちますね。もはやPACE PROの比較対象にならないような気もしますが、こういうのが大好きな人にはたまりませんよね。さて、APEX2/PROとは大きさはさほど変わらなく見えますが、スペック上の厚みが1.75mm変わるだけで随分と薄さも変わって見えます。17gも軽くなって、1.75mm薄くなってバッテリー持ちがほとんど変わらないのは本当にすごいと思います。
左から順にPACE PRO、APEX2/PRO、VERTIX2です。材質がPACE PROは繊維強化ポリマーなので安っぽく見えてしまいますね。その分軽量化されているので文句は言えませんが。比べて他2つはチタンでかっこいいですね。ただ側面がプラスチックぽさがある素材を使用しているのでやはりCOROSと上位モデルのGARMINとを比べると高級感では勝てません(GARMINはその分しっかりお値段も高級ですが)。ディスプレイは少しわかりづらいかもしれませんがLEDの圧勝です(断言)。スマートウォッチを普段からつけているとこういう画質はすごく大事になりますよね。走っている時には気にならないですけど、背景が粗い画質だったら普段使いにしようと思わなくなります。なのでこのLEDへの進化は最高です。
COROS PACE PRO vs APEX2/PRO
左がPACE PRO、右がAPEX2/PROです。少しわかりづらくなってしまいましたがディスプレイサイズは同じです。厚さがダントツで違います。1.75mmってこんな分厚いの?っていうぐらいの差が生まれています。大袈裟に言えば重さもAPEX2/PROは装着感をしっかり感じるのに対してPACE PROはほとんど装着感がないほどに感じます。この差はすごい!
COROS PACE PRO vs VERTIX2
比較するのもかわいそうですがVERTIX2のゴツさが伝わればそれでいいです笑。そしてやはりLEDとLCD(液晶)の違いが分かっていただけると思います。まずモノトーンに近いLCDは3原色をほぼ失っています。それに比べてLEDではしっかりと緑色を発色させ解像度が高く格の違いを見せつけてくれています。VERTIXシリーズのLEDバージョンがあればきっと売れるに違いないとも思いますけどね。
一番大事なのは頭脳の差だ!ナビゲーションマップの表示能力比較
というわけで一番顕著に現れるナビゲーションでの処理能力を比較していきましょう。
VERTIX2に関してはもうほとんど使い物にならないほどナビゲーションマップの表示能力は低めです。特にレースなんかではこのタイムラグが致命的なストレスを生み出します。APEX2/PROはVERTIX2に比べてまだましなもののやはり「どんぐりの背比べ」程度です。それに対してこのPACE PROのストレスのなさ!正直これだけで買う価値がありますね。というかGoogle Mapとかに慣れすぎてこのレベルじゃないとナビとは言えないですよね。しかも表示されているトレイルのルートもより細かな道も映っている気がします。これに関しては今度トレイルで評価してみようと思います。
一応比較しておきます。AppleWatchUltra 2と。
同じLEDディスプレイですが解像度は全く違います。Apple Watchの圧勝です。AppleWatchUltraとは価格差が違うので当然ですが値段が同じくらいの普通のAppleWatchでも綺麗さは変わらないので言い訳はできないですね。ただもちろんバッテリーに関してはCOROSの圧勝なので引き分けとしておきましょう。
できることはほぼ変わりません。COROSもスマートフォン側の通知を表示させられますし、スマホを探す機能でスマホの音を鳴らすことができます。AppleWatchUltraも2周波GPS計測できるようになっていますし、日常トラッキングはほぼ同じレベルでできます(AppleWatchは皮膚温も計測できますが)。支払いはAppleWatchにはできてCOROSにはできません。あとはやはりナビゲーションがAppleWatchにはできないのも大きいですね(AppleWatchUltraにはバックトレースという機能がありますが、ナビゲーションではありません)。
おそらくCOROSとAppleWatchの2つで悩む人は少ないと思いますが、やはり役割が別だと考えるべきですね。カジュアルランナーならAppleWatch一択です。それ以上を目指すならCOROS一択です。なのでばっきーはこれからも両方使いでいきたいと思います笑。
ランニング分析の違いは?
Appleフィットネスでの記録(一部抜粋)
一般的な項目からパワーやケイデンス、上下動、設置の長さやストライドまで出してくれているので普通に使えますね。フィットネスアプリではなく、ヘルスケアのアプリで心肺機能の項目としてVO2MAXも出してくれます。
COROSアプリでの記録(一部抜粋)
ほぼAppleのワークアウト記録と同じですね。同じワークアウトを記録しているのですがほとんど誤差はないと思います。上下動や設地時間はCOROS PODというアクセサリーを追加することで出すことができるようです。差が出るのはここから先ですね。
AppleWatchでもVO2MAXは出してくれていましたが、このCOROSのように現在のトレーニング負荷やランニングレベルまでは分析してくれません。これだけでCOROSを使う価値があることがわかると思います。
まとめ
長々となってしまいましたがCOROS PACE PROは軽量化&LED化&内蔵チップの進化でとても快適になっています。アドベンチャーレースとかに出ない限りほとんどの用途をカバーできるのでロード好きにもトレイル好きにもおすすめできます。ぜひこの記事でPACE PROの魅力が伝われば嬉しいです。
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